健康の定義 
【病気でない=健康、ではない】


 アーユルヴェーダでは、単に不調を取るのではなく、不調の根本原因(ドーシャ)へのアプローチし、再発防止(予防)を大事にするのが特徴です。
身体的健康だけでなく、心と精神の健康が統合的に整った状態を健康の定義とします。ましてや「病気でない=健康」ではありません。

具体的には、
●体の構成要素、消化力、体の組織、排泄物が適切な機能をしていること
●魂、心、目に見えないものが喜んで働くこと

このバランスが乱れた時に、毒素が発生します。毒素は増悪し、拡散し、定着する間にも必ずサインを出していますが、気づかないでいると発症してしまいます。古典書には、どんなサインが出るのか、どんな方法を実践するとよいのかが具体的に記されています。



ドーシャとは

 ドーシャとは、不調の根本原因となる体のバランスのこと。

アーユルヴェーダは、人を含む、この宇宙に存在するものはすべて
(物質だけでなく、エネルギーもすべて)、「空・風・火・水・土」5つの素材から作られていると考えています。 

空・風で作られたエネルギーが「ヴァータ」
火・少量の水で作られたエネルギーが「ピッタ」
水・土で作られたエネルギーが「カパ」

ピッタが消化し、ヴァータが体の隅々まで運び、カパが定着して体を作っています。この体を構成する3つのエネルギーを「ドーシャ」と呼びます。

どのドーシャが、今現在乱れているか?をチェックして、その時に適切なケアを行います。

ドーシャチェック

深く考えず、直感で各項目一つだけ選んでください。
どのドーシャをたくさん持っているのかを知ると、どんなことに気を付けて生活を送るとよいか指針ができます。

ヴァータピッタカパ
体格痩せ型中肉中背 太りやすい
乾燥しやすい日焼けしやすいきめが細かい
細くて乾燥しやすい柔らかい/白髪が多い/薄毛太くてしっかりしている
目つき
落ち着きがない
目つきが鋭い柔らかい
気温寒さに弱い暑さに弱いどちらでもない
食欲波があるお腹がすくとイライラする食べることが好き
味の好み酸っぱい物、
しょっぱい物が好き
辛い物、
刺激物が好き
甘いものが好き
お通じ便秘気味
ガスが出やすい
下痢しやすい快便
睡眠眠りが浅い頭がさえて眠れないことがある快眠
動く夢を見るカラーの夢を見るあまり夢を見ない
会話早口、良く話す理論的ゆっくり穏やか
行動調子が良ければ早い無駄がない落ち着きがある
記憶力理解は早いが忘れやすい普通理解は遅いが忘れにくい
適応力適応しやすい適応するものを選ぶ適応するのに時間がかかる
好奇心何にでも興味を持つが飽きやすい好き嫌いがはっきりしている興味は少ないが、取り組むと長続きする

ヴァータが一番多い『ヴァータ体質』⇒特徴を見る 

ピッタが一番多い『ピッタ体質』⇒特徴を見る 

カパが一番多い『カパ体質』⇒特徴を見る 

※点数が同じぐらいの場合は、両方(または3つ)の特徴を併せ持ちます。
ヴァータピッタ(ピッタヴァータ)、ヴァータカパ(カパヴァータ)、ピッタカパ(カパピッタ)、トリドーシャ 誰でも、ヴァータ、ピッタ、カパ全て持っているので、その時の状況によってどの点数が多いか、変わる可能性が当然あります。


ドーシャを知ると、悩みも無くなる!かも。

もしかしたら、自分の嫌いな性格や困ったトラブルも、
アーユルヴェーダを知ったら、「あら、ヴァータが乱れてるんだわ。○○で予防しましょう」とクリアできるかもしれません。




【いつか受けて!パンチャカルマ】医療機関で受けるアーユルヴェーダ


 実際に体外に排泄する「パンチャカルマ」は、医師のみができるアーユルヴェーダ治療。
インドやスリランカ、また一部日本のクリニックで受けることができます。

【アーユルヴェーダ治療の流れ】
①前処置(アビヤンガ):薬草オイルマッサージ。体の隅々から毒素を集めて出しやすくする
②中心処置(パンチャカルマ):物理的に毒素排出
※経鼻法、下剤法、嘔吐法、浣腸法、瀉血法のいずれか
③後処置(ラサ―ヤナ):回復のハーブを摂る

通常3週間要するため、短期間でも受けられるようにアレンジされていたり、医療機関だけでなくリゾートホテルに滞在しながら受けられるところもあります。

朝、小鳥のさえずりとともに起き、ヨガをし、薬膳朝食を食べ、午前のトリートメントを受け、散歩をし、昼ご飯を食べ、午後のトリートメントを受け、夕方のヨガをして、瞑想をして、星が出たら寝る・・・。

いつか受けて!パンチャカルマ。

ケララ州にあるアーユルヴェーダリゾート マラリ・ビーチリゾート



その他の施術法

額にオイルを垂らす『シロダーラ』(精神的疾患、頭痛など)
患部にオイルを浸す『バスティ』(写真はカティバスティ)
パウダーマッサージ『ウドゥワルタナ』(むくみ、肥満など)